筑波大学比較・理論文学会公式Weblog

1984年4月設立、筑波大学比較・理論文学会の活動報告や告知を行ないます。

ナーヘド・アルメリさんの講演会

 来たる6月5日(日)18:15から、東京・高井戸にて、筑波大学比較・理論文学会の学術誌「文学研究論集」34号に、「金子みすゞの「イマジネーション」――西條八十によるみすゞの評価を出発点として」という論考を寄稿しておられるナーヘド・アルメリさんの、「シリアの文化の歴史について」という講演会が開催されますので、この場を借りてご案内を差し上げます。

 概要はこちら(http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/5302/index.html)にございますが、以下に念の為、全文転載いたします。

タイトル:シリアの文化の歴史について-シリアの紹介

講師:NAHED ALMEREE(ナーヘド・アルメリ)氏(筑波大学人文社会科学研究科文芸・言語専攻(博士後期課程))

講師略歴:2009年8月にダマスカス大学(シリア)日本語学科卒業。
 2011年9月に日本に留学

内容紹介:シリアの遺跡などの写真を見せながら簡単にシリアの歴史と文化を紹介、
 シリアだけでなくてアラブ全体まで話を広めて価値観や宗教のこと等に触れる、
 教育状況、また、ダマスカス大学の日本語学科の成立と自分自身の日本語学科入学動機等、
 日本に来てからの様々な体験
 現在の状況について

開催日時:2016年6月5日 日曜日 午後6時15分~8時15分
会場  :高井戸地域区民センター(http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=35.683609305424&lon=139.6...
(京王井の頭線高井戸」駅下車)
参加費 千円

 講演会の場となるSF乱学講座とは、科学ジャーナリスト大宮信光さん(http://sciencei.sbcr.jp/archives/2006/04/post_90.html)、伝統ゲーム研究家の草場純さん(http://kusabazyun.banjoyugi.net/)さん、民俗学研究者の宮坂収一さん、書誌学者の藤元直樹さん(http://researchmap.jp/fujimoto/)らが参加している、SFという名目で森羅万象を扱う市民講座でありまして、前身から数えると1968年から活動しており、つまり半世紀近い歴史をもっております。
 過去の講演者はこちらから見られます(http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/5302/log.html)。「SFマガジン」(早川書房)には毎号、必ず告知が掲載されていますので、ご存知の方もあるかと思います。
 予約不要、どなたでもOK、むろん飛び入り参加可能ですので、ご都合の許す方はぜひともお越しください。

「文学研究論集」第34号、完成しました!

 お待たせいたしました。筑波大学比較・理論文学会の「文学研究論集」第34号が完成いたしました。
 今号は浜名恵美先生の退官記念号となります。
 前号までは、会費未納が一定期間に及んだ会員の方へは、発送を控えさせていただいておりました。しかしながら、今号は記念号ですので、本日付けにて会員全員へ発送させていただきました。また、残部もございますので、ご興味のある方はご連絡ください。
 目次は下記となります。


文学研究論集 第34号 2016 筑波大学比較・理論文学会


目次


浜名恵美教授 略歴・研究業績


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「浜名先生の思い出」(吉原 ゆかり) 5
格好良く、颯爽と 浜名先生の思い出」(佐藤憲一)6
「私の幸運」(笹山 敬輔) 8
「あなたは研究が好きか」(松田 幸子) 9
浜名先生の思い出」(姚 紅) 11
「素敵な先生」(セン・ラージ・ラキ) 12
「筑波の「青鞜」、浜名先生」(江口 真規) 14
「こぼれ話を」(岡和田 晃) 16


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明治後半における教育と文学
 ――「田舎教師」の時代
…………………………………………………… ヴァン・ロメル・ピーテル 19
金子みすゞの「イマジネーション」
 ――西條八十によるみすゞの評価を出発点として
…………………………………………………………… ナーヘド・アルメリ 35
三島由紀夫の作品における怪物的女性像
 ――短編作品を中心に
……………………………………………………………………… 李 佳呟 51
台湾と中国における渡辺淳一文学の翻訳について
 ――『失楽園』を中心に
…………………………………………………………………………… 姚 紅 69
「陸の物語」を腑分けする
 ――「原‐白鯨」抽出のための試論①
…………………………………………………………………… 佐藤 憲一 85


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筑波大学比較・理論文学会 平成27年度活動報告 99

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TSUKUBA STUDIES IN LITERATURE


NUMBER 34           2016


TSUKUBA SOCIETY OF COMPARATIVE LITERATURE


Pieter VAN LOMMEL: Education and Literature in the Latter Half of the Meiji Era:
     The Age of the Country Teacher …………………………………………… 19
Nahed ALMEREE: Misuzu Kaneko's "Imagination": A Study of Misuzu's Poetry:
     Beginning with Yaso Saijō's Evaluation …………………………………………… 35
Kahyun LEE: A Study of Monstrous Women in Yukio Mishima’s Works:
     With a Focus on Short Works …………………………………………… 51
Hong YAO: The Translation of Watanabe Jun'ichi's Literature in China and Taiwan:
     With a Focus on A Lost Paradise …………………………………………… 69
Kenichi SATO: Trying Out 'Ur-Moby Dick' #1 …………………………………………… 85


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2016年2月20日に筑波大学比較・理論文学会年次大会(2015年度)を開催します。

 2016年2月20日に筑波大学比較・理論文学会年次大会を開催します。どなたでも無料で参加できますので、どうぞお越しください。



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筑波大学比較・理論文学会年次大会
日程:2016年2月20日(土)
場所:筑波大学 総合研究棟A棟110公開講義室


タイムテーブル:


11:00 開場(準備他)

11:20ー12:00 総会(会計・活動報告ほか)


(12:00ー12:10 休憩&準備)


12:10ー12:50(発表30分、QA10分) 研究発表(ヴァン・ロメル・ピーテル:筑波大学大学院生)
発表タイトル: 教育小説の言説――雑誌『教育学術界』と『教育実験界』、『教育界』の掲載小説で見られる多様性

12:50ー13:30(発表30分、QA10分) 研究発表(岡和田晃筑波大学大学院生)
発表タイトル: William Hope Hodgson “The Ghost Pirates”と思弁的実在論

司会:齋藤一(筑波大学准教授)


(13:30ー13:40 休憩)


13:40ー14:20(発表30分、QA10分) 研究発表(杉本章吾:高麗大学校
発表タイトル: 昭和40年代のマンガ入門書における描画理念の変遷――「デッサン」「デフォルメ」についての記述を中心として
14:20ー15:00(発表30分、QA10分)研究発表(黄益九:青巖大学校 在日コリアン研究所研究教授)
発表タイトル: 戦後日本における『春香伝』受容の一断面―『歌劇 春香』を中心に

司会:江口真規(筑波大学大学院)


(15:00ー15:20 休憩&調整・準備時間)


15:20ー16:20 浜名恵美先生 退職記念特別講演「越境する劇作家/演出家・平田オリザ ―国と地域の境界から人間とロボットの境界まで―」

司会:姚紅(白百合女子大学 言語・文学研究所研究員)


16:20ー16:30 閉会の辞

「文学研究論集」34号は会員外からの〈思い出〉欄寄稿も受け付けます

 先般、会員外の方から、「文学研究論集」34号の〈思い出〉欄への問い合わせを受けました。
 このことを契機とし、先生方と現役院生の会員たちで話し合いました結果、論文原稿とは異なる〈思い出〉欄への寄稿につきましては、会員外の方からの寄稿を受け付けることとなりました。
 ふるってご応募をいただけましたら幸いです。

「文学研究論集」第34号受付・締め切り延長

 筑波大学比較・理論文学会の「文学研究論集」第34号につきまして、9月10日に執筆希望の受付を締め切らせていただきましたが、せっかくのセルフ・メディアですから、より多くの皆さまにご参加いただきたいという思いがあり、齋藤一先生・吉原ゆかり先生のご理解をいただきまして、執筆希望者の受付を、9月26日22:00(JST)にまで延長させていただくことになりました。
 それに伴い、原稿募集の締め切りについても、10月20日の24:00(論文原稿)、10月31日の24:00(〈思い出〉欄)にまで延長させていただきます(すべてJST、また論文原稿と〈思い出〉欄で締め切りが異なることになりましたのでご注意下さい)
もちろん、上記の締め切り日程変更については、すでに論文原稿・〈思い出〉欄ともに、希望をいただいた方にも適用されるものとします。
 査読の先生方にはご迷惑をおかけし、まことに申し訳ありませんが、どうぞご海容を賜われましたら幸いです。

「文学研究論集」第34号より、「研究ノート」枠が設けられます

 先日、「文学研究論集」(以下、「論集」)34号の投稿規定を公開いたしましたが、こちらの「※注意事項※」の(7)に、「近年、論文投稿数が激減している関係上、公募する論文原稿・〈思い出〉欄のほか、編集部の判斷で別枠を設けて寄稿依頼などを行う可能性がある。」という但し書きが設けられました。
 これに付随しまして、「別枠」の一つとして「研究ノート」枠を設けることが提案され、メーリングリストでの討議の末に承認されました。
 詳細は下記の通りとなります。

・「論集」34号では、「論文」と、「〈思い出〉欄」という、二つのカテゴリーで募集を行なっています。が、このうち「論文」として投稿された原稿で、査読の先生方がそうすべきと判断され、かつ、投稿者の同意が得られた場合には、「論文」ではなく「研究ノート」という枠で「論集」に掲載される場合があります。
・「研究ノート」の文字数上限、書式、原稿掲載料等は、原則として「論文」に準じるものとします。
・原則として原稿は「研究ノート」ではなく「論文」として投稿されることとしますが、もし最初から「研究ノート」として投稿を希望される場合は、その旨、あらかじめ編集責任者へご相談をいただくものとします。

 ただいま投稿を募集している「論集」34号より適用されますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。