筑波大学比較・理論文学会公式Weblog

1984年4月設立、筑波大学比較・理論文学会の活動報告や告知を行ないます。

齋藤一先生講演会(2014年10月23日)報告

タイトル:「Stephen Spender, “Problems of Modern Poetry” (1958)について」
講演者:齋藤一先生(筑波大学准教授)
概要:1958年5月、イギリスの詩人・批評家であるスペンダーは、広島大学にて“Problems of Modern Poetry”と題する講演をおこなった。この講演で、スペンダーは、1945年以降に書かれた原子爆弾や核実験についての数多くの詩が、 “a kind of journalism or a kind of politics – at best a kind of occasional poetry”なのだろうかと問いかけつつ、現代において書かれるべき詩は、現代の問題と過去の伝統を “integrate”させるものであるべきだと説いている。その具体例として、スペンダーはT. S. エリオット『荒地』(The Waste Land)を称揚している。発表者(齋藤)は、スペンダーによるエリオットの読みがどのようなメッセージを持っていたのかについて考察を試みた。(文責:齋藤一)

会費納入のお願い

会員は、当会の円滑な運営のために、毎年3,000円の会費を納める。ただし、財源に極端な不足が生じた場合、臨時会費を徴収することができる。
【「筑波大学比較・理論文学会 規約」第11条(会費)】

 筑波大学比較・理論文学会の運営、とりわけ「文学研究論集」の発行は、会員の皆さまにお支払いいただいた会費によって成り立っています。会費のお振り込みは、毎年「文学研究論集」とともにお送りしている郵便振替の払い込み用紙をご活用いただいてもかまいませんし、下記の口座に直接、お振り込みをいただくのでもかまいません。

<会費振込口座情報>
ゆうちょ銀行当座預金
00390-6-6983
(口座記号00390-6 口座番号6983(右づめ))
加入者名:筑波大学比較・理論文学会

※お手数ですが、振込手数料はご負担ください。
※事後でかまいませんので、振り込まれたらWeblog担当者(岡和田晃)akiraokawada@gmail.comにまで、ご一報のほど、よろしくお願い申し上げます。
※現在の支払状況を確認なさりたい方は、上記アドレスまでお問合せをお願いいたします。
※日本国外在住の会員の方でお支払いをいただける方につきましては、個別にご相談させていただきますので、上記Weblog担当者宛にご連絡をいただけましたら幸いです。

「文学研究論集」および会員情報等に関する書類が未着の方へ

 毎年、筑波大学比較・理論文学会の会員の方へ、「文学研究論集」および会員情報等に関する書類をお送りしておりますが(今年は4月に発送作業を行ないました)、その際に、宛先・転居先不明で戻ってきてしまうケースがございます。お心当たりのある方は、お手数をおかけしますが、本ウェブログ管理担当者である岡和田晃(akiraokawada@gmail.com)にまでご連絡をいただけましたら幸いです。

ご挨拶

筑波大学比較・理論文学会とは

 筑波大学比較・理論文学会(以下、当会)とは、会員相互の連絡を図り、広く文学・文化に関する事項についての洞察を深化することを目的とする団体です【「筑波大学比較・理論文学会 規約」第1条(目的)】。1984年4月1日に設立され、今年で創立30年目を迎えました。
 当会の会員は、原則として筑波大学大学院人文社会科学研究科文芸・言語専攻総合文学領域在学生・修了者・教官・元教官によって構成されております【「「規約」第4条(会員)】。
 当会は機関誌「文学研究論集」を毎年刊行し、会員の研究成果を広く一般に告知しています【「規約」第10条(機関誌)】。この「文学研究論集」は会員に頒布されます。また図書館等に献本しておりますので、会員外の方でも、そちらにて閲覧することが可能です。
 本Weblogでは、会員の方や当会の活動に関心のある方へ向けて、活動報告や告知を行なって参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。